摂南大学薬学部附属薬用植物園は、今年開学50周年を迎える摂南大学の記念事業における複数のプロジェクトに参画し、同園で収穫できる植物を使う独自クラフトコーラ開発や、農学部附属農場と連携して地域貢献や教育の場を創出する取り組みに挑戦している。出張展示にも力を入れており、五感で楽しめる体験を提供することで薬用植物の魅力を伝えていく。

薬草園の風景
薬用植物園は、1983年に薬学部の開設と同時に設置された学部附属の教育・研究施設である。改修などを経て、現在の総面積は約2500m2。キャンパス内の果樹・薬樹園ではウンシュウミカンやダイダイなどの柑橘類や、アーモンド、モモ、アンズなどを栽培し、薬草園では生薬の基原植物やハーブ類、ツル植物などを、隣接する温室ではシナニッケイやマンゴー、バニラなどをそれぞれ育てている。また、多種多様の鉢植えコレクションも保有。栽培する植物の数は300を超え、国内でも有数の規模を誇る薬用植物園となっている。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。