Meiji Seika ファルマとダイトが進める後発品の生産効率化、安定供給体制の構築に向けたコンソーシアム構想に辰巳化学が参画した。現時点ではもう2社が参画しているという。今後、参画する複数企業による品目の統合、生産拠点の集約後には、屋号の統一も検討する方針だ。10日に記者会見したMeiji Seika ファルマの小林大吉郎会長は、将来的にはコンソーシアム参画企業の合意の下で何らかの形の法人化も念頭にあることを説明した。
コンソーシアムは、後発品市場の飽和が近づき、薬価改定により毎年価格が引き下げられて事業環境が悪化する中で、多数の企業が同種の医薬品を各社が少量ずつ生産する非効率な少量多品種生産構造を転換する業界再編策の一つ。生産効率の向上、製品供給の安定化が狙いで、厚生労働省も制度と予算で後押しする。
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