ヤンセンファーマは16日、遺伝子異常に基づき投与する初の尿路上皮癌治療薬「バルバーサ錠」(一般名:エルダフィチニブ)を新発売した。
効能・効果は「癌化学療法後に増悪したFGFR3遺伝子変異または融合遺伝子を有する根治切除不能な尿路上皮癌」。
薬価算定に当たっては、尿路上皮癌を適応とする初の経口剤であり、使用に際しての利便性が著しく高いと判断され、有用性加算IIの5%が適用された。薬価(1錠)は3mg3万1810.40円、4mg4万1501.70円、5mg5万1009.70円。1日1回8mgを2週間投与し、それ以降は1日1回9mgを投与する。
治験では全生存期間(OS)は化学療法群が7.8カ月、バルバーサ群は12.1カ月(中央値)だった。