
木村氏
住友ファーマは5日、パーキンソン病を対象とした非自己iPS細胞由来ドパミン神経前駆細胞「DSP-1083」(国際一般名:ラグネプロセル)を日本で承認申請した。同開発品は厚生労働省より先駆け審査制度の指定を受け、優先審査されることから、今年度中の承認取得を見込む。iPS細胞関連の国内承認申請は、4月のクオリプスによる重症心不全対象の心筋細胞シートに続き2例目。
4月に京都大学iPS細胞研究所が発表した医師主導治験における結果に基づいて申請した。50~69歳のパーキンソン病患者7人に同細胞を移植し、主要評価項目の安全性および有害事象の発生、副次評価項目である運動症状の変化およびドパミン産生を24カ月間にわたり観察した。重篤な有害事象の発生はなかった。
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