MICINとあすか製薬は18日、過敏性腸症候群(IBS)治療用アプリの共同開発および販売に関する契約に合意したと発表した。両社は共同で、同アプリの上市に向けた準備を進めていく。MICINの治療用アプリ開発プラットフォームや臨床試験実施、デジタルプロダクト浸透に関するノウハウと、あすか製薬が持つ医療用医薬品事業の知見を活かし、消化器領域における新たな治療選択肢の提供を目指していく。
IBSは、大腸および小腸に潰瘍や腫瘍などの器質的異常がないにも関わらず、腹痛や腹部の不快感、便通異常などを主な症状とする消化管の機能障害。日本における有病率は約10%と、約1200万人程度の患者がいると言われており、患者のQOLを著しく低下させている。そのため既存の薬物療法等に加えて、新たな治療選択肢が求められている。
MICINは、オンライン診療サービス「curon」や分散型臨床試験(DCT)プラットフォーム「MiROHA」などのデジタルソリューションの展開、デジタルセラピューティクス事業として、疾患の管理のみならず、予防や診断、治療に貢献する治療用アプリ、治療補助アプリを開発している。
今回の連携により、両社の強みを融合させ、IBSに悩む患者へ新たな治療選択肢を届け、医療の発展に貢献することを目指していく。
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