ニプロは12月から、「TVC NIRS カテーテル」の国内販売を開始する。同製品は今年6月1日付で新たな保険適用区分である「血管内超音波プローブ近赤外線分光法機能付き」を取得している。
同製品は、血管内近赤外線画像診断装置である「TVCイメージングシステム」に接続して使用するカテーテルで、冠動脈の中の脂質コアプラークを検出し、定量的に評価する機能を有している。
日本国内での主な死亡原因の一つである急性心筋梗塞は、冠動脈に形成された破綻しやすい脂質コアプラークが原因とされている。従来はこうしたリスクの高いプラークを正確に検出・評価する手段が限られていたが、同製品は近赤外線分光法により、これをリアルタイムかつ定量的に評価できるようになった。
同社は、急性心筋梗塞などの発症を事前に予測することで、患者一人ひとりに合わせた最適な予防や治療の実現を目指していく。













