フランスベッドは11月28日、立ち上がりのサポートと快適な姿勢保持を両立する新製品、リフトアップチェア「セパラ」の販売および介護・一般レンタルを開始した。利用者の好みに合わせた細やかな姿勢調整が可能となり、より快適な座り心地を実現している。
リフトアップチェアの多くは、背もたれとフットレストが連動して動作する、操作が簡単なタイプが主流となっている。一方で、「脚だけ上げたい」「背だけ倒したい」といったニーズもあり、非連動型の選択肢も徐々に広がりを見せている。
同製品は、こうした多様なニーズに対応するため、非連動式の動作機構を採用。さらに、連動動作にも切り替え可能なため、使用者の体調や目的に応じて、最適な使い方が選べる仕様となっている。操作性にも配慮し、手元スイッチはマグネット式で肘部に固定可能。置き場所に困ることなく、必要なときにすぐ操作できる設計となっている。
さらに同製品は、立ち上がりをしっかりサポートするリフトアップ機能を搭載。座面がゆっくりと前方・上方に傾斜し、足腰への負担を軽減しながら自然な動作で立ち上がりを補助する。これにより、介助者の負担も軽減し、利用者の自立を促進する。
同製品は、福祉用具としての位置づけで、立ち上がりが困難な人や、自分の好きな姿勢でくつろぎたい人、リフトアップチェアをより自由に使いたい人に向けて開発された。快適性と自立支援を両立する新しい選択肢として、日々の暮らしに寄り添う製品となっている。















