島津ダイアグノスティクスは2日、食物アレルギーを引き起こす可能性のあるものとして新たに特定原材料に指定されされたカシューナッツを、食品中から定量する方法を開発し、その検査試薬「FAテストEIA-カシューナッツ」の販売を開始した。同製品は、酵素免疫測定法(EIA)を原理とした、原材料中あるいは加工食品中のカシューナッツに含まれる蛋白質の測定試薬。
近年の即時型食物アレルギーによる健康被害に関する全国実態調査によると、木の実類アレルギー患者が急増しており、日本人の食物アレルギーの3大原因である鶏卵、牛乳、小麦のうち、小麦を抜いて、くるみが2番目、カシューナッツは7番目の原因食物となっている。
このような背景から、くるみは2023年3月に表示が義務化され、今回新たに、カシューナッツが「特定原材料」に指定され、表示が今年4月1日から義務化された。
同社は、カシューナッツの適切な表示が行えるように、「FAテストEIAカシューナッツ」と「FAテストイムノクロマト-カシューナッツ」を開発した(FAテストイムノクロマト-カシューナッツは昨年10月から販売開始)
今回発売された「FAテストEIA-カシューナッツ」は、カシューナッツに含まれる蛋白質を、EIAにより定量するキットで、独自に開発した特異性の高い抗体を用いることによって、加工食品中に混入した微量のカシューナッツ由来原材料の混入を2時間半で精度良く、特異的に測定することが可能となっている。
既に販売されている「FAテストイムノクロマト-カシューナッツ」は、カシューナッツに含まれる蛋白質をイムノクロマト法により検出するキットで、「FAテストEIA-カシューナッツと同じ抽出液を用いることによって、加工食品中に混入した微量のカシューナッツ由来原材料の混入を約20分で簡易・迅速に検出することが可能となっている。


















