エフサステクノロジーズとNTT西日本は8月26日、官公庁・金融機関・製造業など、高度な情報管理が求められる顧客向けに、エフサステクノロジーズのオンプレミス生成AI基盤「Private AI Platform on PRIMERGY」を活用し、クラウドを介さず自社内に設置したオンプレミス環境で、NTTグループが開発した純国産LLM「tsuzumi 2」を安定的に運用するための動作検証を完了したと発表した。同ソリューションは、NTT西日本からAIモデルやAI基盤を国内で管理・運用可能なソリューションとして、9月から提供を開始する。エフサステクノロジーズがハードウェアの提供と全国保守を担当し、NTT西日本が「tsuzumi 2」の提供に加え、導入支援や技術支援を含むソリューション全体の提供を担っていく。
NTT西日本は、「tsuzumi 2」の活用を通じて、自治体や医療、金融、製造など幅広い分野における生成AI導入・活用を支援してきている。また、エフサステクノロジーズは、高信頼サーバーと生成AI向けオンプレミス基盤の提供・運用支援が強み。約6万5000社の顧客を持ち、全国約700のエンジニア拠点で保守などのサポートが可能となっている。
両社はそれぞれの強みを組み合わせることで、クラウドに依存せず、データ管理、運用性を兼ね備えた生成AI活用基盤の実現を目指す。これにより、NTT西日本は企業や公共分野のデジタルトランスフォーメーション(DX)を支援し、エフサステクノロジーズはその実現に必要な高信頼なオンプレミス生成AIプラットフォームを提供し、保守・運用を支援する。
今回の連携では、エフサステクノロジーズの「Private AI Platform on PRIMERGY」と「tsuzumi 2」を組み合わせることで、顧客が純国産LLMを活用したオンプレミス型の生成AI環境を迅速に利用できるよう支援し、その導入を推進していく。
同ソリューションの特長として、オンプレミス環境での生成AI活用が挙げられる。クラウドを介さず、ローカルネットワーク上で「tsuzumi 2」を稼働できる構成を実現している。研究データ・設計情報・顧客情報・生産データなど、機密性の高い情報も外部に出すことなく処理できるため、官公庁、金融機関、製造業など、厳格な情報管理が求められる分野での活用に適している。
また、純国産LLMによる生成AI実行環境が整っている。「tsuzumi 2」は、1GPUで動作可能な軽量モデルながら、高い日本語処理能力と運用効率のバランスに優れた純国産LLM。少ない計算資源で利用できるため、導入コストや運用負荷を抑えながら、純国産LLMによる生成AI活用が実現している。また、国内で管理・運用可能な生成AI環境の構築により、ソブリンAIへのニーズにも対応している。
さらに、柔軟な導入・利用モデルができる。エフサステクノロジーズの「Private AI Platform on PRIMERGY」は、スモールスタートから大規模展開まで対応する複数モデルをラインアップしている。全国のサポート体制により、導入検討から構築、運用・保守までをワンストップで支援し、生成AI導入・運用にかかる負担が大幅に軽減できる。
両社は今後、官公庁・金融機関・製造業に加え、今後、社会インフラ、エネルギー、医療など、高度なAI活用と厳格な情報管理が求められる分野へと提供分野を拡大していく予定にしている。
NTT西日本の地域密着型のICTソリューション提供力とNTTグループの純国産LLMに関する知見、エフサステクノロジーズのオンプレミス環境で生成AIを安定的に稼働させる基盤を組み合わせることで、日本における高信頼な生成AI基盤の普及を推進していく。
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