持田製薬と田辺三菱製薬は8月22日から、抗うつ薬「レクサプロ錠10mg」(一般名:エスシタロプラムシュウ酸塩)を新発売する。両社の合計額で初年度に約30億円、ピーク時となる発売後6年目には約338億円の売上高を見込んでいる。
レクサプロは、デンマークのルンドベックが創製した選択的セロトニン再取り込み阻害剤(SSRI)。ルンドベックから導入した持田が、国内で開発を進め、今年4月に承認を取得した。持田と田辺三菱が共同販売を行い、田辺三菱の子会社「吉富薬品」を含めた3社で、情報提供活動を行う。
海外では、2002年に米国で「シプラレクス」、欧州で「レクサプロ」の商品名で発売され、SSRI市場でトップシェアを獲得している。
用法・用量は10mgを1日1回夕食後に経口投与する。増量は1週間以上の間隔を空けて行い、1日最高用量は20mgを超えないこととする。
薬価は、10mg1錠212・00円。