
米スキャンポ・ファーマシューティカルズは、慢性特発性便秘症治療薬「アミティーザ」のグローバル展開に乗り出す。2006年から武田薬品子会社を通じて米国で販売しているが、今年6月に日本、9月に英国で承認を取得し、ようやく米日欧の事業体制が整った。上野隆司CEOは本紙のインタビューに応じ、アミティーザについて、「世界全体でピーク時には年間500億、国内では100億円以上の売上を期待できる」と強調。将来的には自社販売も視野に、開発から販売までの一貫体制を整備する考えも明らかにした。
スキャンポは、アールテック・ウエノ社の創業者である上野氏が米国で設立した。80年代に発見した組織修復作用を持つ新規脂肪酸「プロストン技術」を柱に、ファーストインクラス製品の開発に取り組み、アミティーザの製品化にこぎつけている。
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