
樋口氏
一般社団法人日本医薬品登録販売者協会(日登協)は19日の通常総会で、新会長に樋口俊一氏を選出した。樋口氏は前国会議員で、現在は日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)副会長。2007年の日登協設立以来、会長を務めた鎌田伊佐緒氏は、今後名誉会長として樋口会長を支える。また、内藤隆専務理事が副会長に昇格した。
新会長就任に当たり、樋口氏は「鎌田前会長のこれまでの多大な尽力と功績を引き継ぐと共に、関係者・団体の協力も賜り、より強力に事業推進を行っていきたい。まず取り組まねばならない最大のテーマは、規制緩和により不要化の危機にあると言われている登録販売者制度の確立だと考えている」と指摘した。
その実現には、職能団体としての組織強化が極めて重要な課題であるとして、「このたびJACDSでも同様の認識から、登録販売者制度の強化を担当する委員会が立ち上がった。今後もJACDS、日本薬剤師会、その他関係団体との連携により、登録販売者制度の確立、資質向上、社会的地位の向上に努め、社会に役立つ資格者の育成を目指したい」と抱負を述べた。