本書は、使用する患者数500万人以上と言われるコレステロール低下薬スタチンを《水溶性》と《脂溶性》に区別して、その違いを様々な研究結果を基に解説しています。
スタチン治療における最終目標は、高いコレステロールを下げることではなく、心筋梗塞や狭心症などの心・脳血管疾患を予防することにあります。
スタチンを水溶性と脂溶性に区別すると、スタチン治療本来の目的である心・脳血管疾患の予防効果に違いがあることが見えてきます。
目次
1.3大危険因子+1
2.コレステロール
3.スタチン
4.水溶性と脂溶性の違い
5.スタチンの実験研究
6.スタチンの臨床試験
7.スタチンの基礎研究
8.スタチンを服用している読者へ
【著者】市原 和夫(北海道薬科大学名誉教授)(’13.9)
佐藤 久美(北海道薬科大学教授)
【判型・頁】四六判・182頁
【定価】1,980円(消費税込み)
ISBN:978-4-8408-1251-1 C3047
※ 送料:国内1カ所送付につき、重量5kg以下 660円、重量5kg超 990円