
馬渡氏
味の素は、米国を拠点に抗体薬物複合体(ADC)の受託製造事業を本格始動する。次世代抗体として製薬各社のADC開発が加速する中、米CDMO子会社の味の素アルテアが、抗体と薬物(ペイロード)の結合工程から製剤化、充填までの製造を受託。味の素では酵素を用いた独自の結合技術も開発しており、将来的には結合技術をパッケージ化したADC開発受託も視野に入れる。今年度から先行投資を行い、2019年度の利益貢献を目指す。
アミノサイエンス統括部長の馬渡一徳氏は21日、都内で会見を行い、「まずは顧客に(ラボで実施している結合の工程を)開示してもらって、同等性のあるADCを創るところからスタートしている。将来は、われわれの技術によって活性が高くなる可能性もあるので、次に向かって準備をしている」と意欲を示した。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。