富士フイルムと協和発酵キリンのバイオシミラー合弁会社「協和キリン富士フイルムバイオロジクス」は、1日付で元戦略企画部長の鳥居義史氏が社長に就任したと発表した。関節リウマチ治療薬の抗TNF-α抗体「アダリムマブ」(先発品名:ヒュミラ)のバイオシミラー「FKB327」の欧州申請が受理されるなど開発が順調に進んでおり、新体制に移行するのが最適と判断した。
鳥居氏は1967年生まれの50歳。東京大学薬学部大学院博士課程修了後、94年4月にキリンビールに入社、2003年4月に同社開発推進部マネジャー、13年8月に協和キリン富士フイルムバイオロジクス出向欧州事務局長、今年7月に戦略企画部長に就いていた。