武田薬品は、1日付でチーフメディカル&サイエンティフィックオフィサー管轄直下の組織として「湘南ヘルスイノベーションパーク」を設置し、ジェネラルマネージャーとして、日本イーライリリー研究開発本部担当副社長を務めた藤本利夫氏が着任したと発表した。藤本氏は湘南ヘルスイノベーションパークにおける業務執行全般の責任を担うと共に、大学研究機関やバイオテク企業、バイオ医薬品企業などのパートナーと最適なエコシステムを実現するため、マネジメントボードメンバーとしても関与する。
藤本氏は、京都大学医学部を卒業し、京都大学呼吸器外科やその関連病院を経て、ドイツのルアードランドクニック大学胸部外科助手、米国メイヨークリニック一般胸部外科臨床フェローとして勤務し、神戸大学でMBAを取得。15年に日本イーライリリーに入社し、研究開発マネジメント機能を統括してきた。
湘南ヘルスイノベーションパークは、外部研究機関やベンチャーとのオープンイノベーション拠点。武田湘南研究所からスピンアウトしたベンチャーが入居し、現在パートナー企業は11社を数える。