中外製薬は、12日の取締役会で、最高執行責任者(COO)の小坂達朗社長が最高経営責任者(CEO)に昇格する人事を内定した。来年3月開催予定の定時株主総会と取締役会で正式に決定される予定だ。現職の永山治CEOは、引き続き代表取締役会長として取締役会議長を務め、経営の監督に注力する。
中外は来年、2016年に発表した3カ年中期経営計画「IBI18」の最終年度を迎え、19年以降の新中期経営計画を新たな経営体制で策定していくに当たり、今回の人事を決定した。今後は、永山氏が経営を監督する立場にあたり、小坂氏がCEOとして全社の経営戦略や業務執行に関する意思決定について、その役割と責任を担う。