
サンスターは、生まれる前から乳幼児の口の健康を起点に、全身の健康を支援する新事業を開始した。アジア展開も視野に入れ、0~6歳の子供と妊娠・子育て中の消費者を含め約1億2000万人をターゲットに製品開発、情報、サービスを提供し、2025年までに約30億円規模に事業の拡大を目指す。
同社によると、子供が母親の胎内にいる時から幼少期にかけての育て方が将来の心身の健康に影響を及ぼすことが近年の研究で分かってきた。
3歳までが健康な口腔、腸、肌の基礎となるフローラを形成する時期であると同時に、虫歯に感染しやすい時期でもあるため、この時期までに仕上げ磨き習慣をつけることが将来の口のトラブルを防ぐことにつながるとしている。
そこで同社は、フローラが形成される時期をゴールデンエイジと位置づけ、生まれる前から幼少期の子どもや、虫歯に感染しやすくなる妊娠中や出産後の消費者に向けた事業を開始することとなった。
第1弾として、4月20日に新シリーズ「SODATECO」(ソダテコ)を通信販売で発売開始した。
「SODATECO」は、赤ちゃんの口の中をスキンシップも兼ねて清掃することにより、歯ブラシでの仕上げ磨きへスムーズな移行を支援する「おくちキレイシート」(税抜き価格800円)、国産の野菜、果物と発酵人参ピューレを配合した「やさいではぐくむスムージー」(同3900円)、未熟な赤ちゃんの肌を保湿しながら整える「はぐくむミルクローション」(同2000円)、妊娠・子育て中の消費者向けの「すっきりタブレット」(同700円)――をラインナップしている。