
6月23日付で沢井製薬の新社長に就任した澤井健造氏は、本紙の取材に対し、「ジェネリック医薬品のさらなる発展に全力を尽くすと共に、業界リーダー企業として国内シェア20%の達成のほか、新たな事業にもチャレンジしていきたい」と抱負を語った。澤井氏は、2017年5月の米後発品メーカーのアップシャー・スミス・ラボラトリーズ(USL)買収以降、USL取締役会長に就任するなど、米国事業の牽引役を担ってきた。「今年は新型コロナウイルスの騒動で一度も米国を訪れていないが、沢井製薬の社長業務に集中したい」と語る。
コロナ禍の影響では、MRが医療機関などから訪問規制を受けた。澤井氏は、6月追補収載品では骨粗鬆症治療薬「エルデカルシトール」をはじめ、「過去に例のないくらい新製品への期待があった。スタートが遅れても、沢井製薬単独や競合が少ない製品はじっくり取り組みたい」と強調。「リモートと実際の訪問活動を組み合わせて効率的な営業活動を図っていく方針」を述べ、今期の新製品売上目標120億円達成に向けて意気込みを示した。
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