ツイッター上で意気投合‐人海戦術で情報を収集、評価
医薬品の安定供給体制にひびが入り医療現場が混乱に陥る中、各製薬企業が発する出荷調整等の情報をまとめたウェブサイト「医療用医薬品供給状況データベース」が9月上旬に立ち上がった。1人の薬局薬剤師がツイッター上で発した呼びかけに賛同した二十数人の有志が数千件の情報を一つずつ評価し、約3週間の短期間で公開にこぎ着けたもの。出荷調整の影響がない採用医薬品を医療現場で選定する際に役立つとして、薬局や病院の薬剤師、医薬品卸MSら多数の関係者から感謝の声が寄せられている。
90社以上の製薬企業がそれぞれのウェブサイトで発信する出荷調整、出荷停止、販売中止、措置解除の情報を網羅。掲載している出荷調整・出荷停止医薬品数は、9月29日時点で2871品目。包装単位のアイテム数では7614件の情報を掲載している。

開設したウェブサイト「医療用医薬品供給状況データベース」
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