医薬品アクセス財団は、2022年版医薬品アクセスインデックス(ATMインデックス)を公表し、医薬品アクセス向上に向けた取り組みで英グラクソ・スミスクライン(GSK)が前回調査に引き続き首位を維持した。2位には米ジョンソン・エンド・ジョンソン、3位には英アストラゼネカがランクインした。日本企業では唯一、武田薬品が7位とトップ10に入った。新型コロナウイルス感染症の感染拡大以降、多くの製薬企業が中低所得国でより広くアクセスできるよう取り組みを促進していた。
ATMインデックスは、低所得国108カ国で医薬品アクセスの向上に努める世界の有力製薬企業20社を対象としたランキングとなる。首位のGSKは、低中所得国の人々が多く影響を受ける疾患の治療法を開発するための研究開発に取り組み、ライセンス供与を含め、医薬品カテゴリーに応じたアクセス戦略を適用していることで他社をリードしていた。アストラゼネカは特許の透明性と技術移転のアプローチに優れており、医薬品提供の分野でトップに立っている。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。