ウエルシア薬局取締役調剤運営本部長の本田和之氏は18日、都内で開かれた日本チェーンドラッグストア協会(JACDS)の定例会見で、調剤市場に言及。2021年度の医薬分業率が前年度を下回る中、「ドラッグストア業界の調剤市場は1兆円を超えたとはいえ、そのシェア率は10数%。まだ伸び代はある」との考えを強調。今後のシェア獲得について、電子処方箋やオンラインを活用した取り組みの需要を挙げ、「最初は少ないかもしれないが、そうしたところに投資できることが大切になる」と述べた。
本田氏は、今年4月から導入されたリフィル処方箋について、最近3カ月はウエルシア薬局において全処方の0.16%で推移していることを明らかにしたほか、過疎地区の調剤に関しても言及。「住み慣れたところに住み続けられることはとても大切。そこにドラッグストアが貢献できるのは、業界としても非常に意味がある。例えば、オンラインなど新しいものも活用して取り組んでいきたい」と話した。
* 全文閲覧には 薬事日報 電子版 » への申込みが必要です。