中央社会保険医療協議会総会は15日、ヤンセンファーマの多発性骨髄腫治療剤「ダラキューロ」(一般名:ボルヒアルロニダーゼアルファ/ダラツムマブ)とアステラス製薬の抗癌剤「パドセブ点滴静注用」(エンホルツマブベドチン)の費用対効果評価案を了承した。ダラキューロは多発性骨髄腫患者を対象としたダラザレックスとの比較でICER(増分費用効果比)が費用削減を示し、価格据え置きとなる見通し。一方、パドセブは価格引き下げの方向となった。
ダラキューロは、2021年5月に薬価収載されたダラツムマブとボルヒアルロニダーゼアルファを配合した皮下注製剤。多発性骨髄腫患者を対象集団としてダラザレックスと比べたところ、ICERは「費用削減」を示し、費用削減価格調整係数は1.0とした。
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