ノボノルディスクファーマは「肥満症事業本部」を新設した。同社は、本部の機能について「肥満症が治療を必要とする疾患であることを啓発し、日本で肥満症と共に生きる人々のQOLの向上に貢献するため」と説明している。
同社は1月1日付で、従来の「糖尿病・肥満症事業本部」を「糖尿病事業本部」に改称し、合わせて「肥満症事業本部」を設置した。肥満症事業本部長には外部から招いた清水真理子氏が4月1日付で就任する。
同社は、GLP-1アナログ製剤「ウゴービ皮下注」(セマグルチド遺伝子組み換え)について、高血圧、脂質異常症または2型糖尿病のいずれかを有し、食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られない肥満症の治療薬として、1月の厚生労働省の薬事・食品衛生審議会医薬品第一部会が承認することを了承している。
肥満症事業本部の新設と同剤との関連については「ビジネス戦略については回答を控えさせていただく」としている。