原薬の安定供給確保をめぐる議論が19日、都内で開かれたCPhIジャパンで行われ、パネリストからは原薬のサプライチェーンが中国など特定国に集中している問題に対し、日本での原薬生産やインド・ASEAN、欧州を含めたサプライチェーンの多元化を実現する必要性が指摘された。
日本ジェネリック医薬品・バイオシミラー学会原薬分科会担当評議員の義若博人氏は、医薬品原薬の安定供給で直面している課題について、▽サプライチェーンの特定国への集中▽承認基準の日本と他国の違い▽薬価改定に対応できない原材料費高騰▽実効性が不十分なダブルソース▽備蓄のリスク(品質・廃棄)――の五つを挙げた。
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