![吉村社長](https://www.yakuji.co.jp/wpyj-002/wp-content/uploads/2023/04/y12737_07-01.jpg)
医薬品卸アステムの吉村次生社長は、本紙の取材に対し、今月から病院起点の営業リスキリングを開始したことを明らかにした。吉村氏は「今後、高額のスペシャリティ薬や治療機器は、病院が主戦場となる。病院に影響力を出せない企業の存在感は極めて薄くなる」と述べ、営業全体で病院の管理者層への経営提案やKOL(キーオピニオンリーダー)への医療提案が可能なスキルを磨く必要性を強調した。医療政策、病院経営、地域医療を学び、病院に対してデータ分析やプレゼンが可能な人材を公募や選抜により育成していく。
吉村氏は「さらなる連携や啓発、潜在患者掘り起こし、重症化予防などあるべき姿を得意先と語り、共に実現できる営業を目指す」と話す。これら取り組みに向けては二つのプロジェクトが進行中だ。
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