
薬系技官として医薬分業推進に携わった経歴を持つ一方で、精神障害者の当事者家族として支援団体での活動に尽力してきた著者が、“精神障害者の自立支援”の【過去】【現在】【未来】について提言しています。
精神障害者の自立支援に向けた法律や制度、当事者、家族、支援組織などにおけるそれぞれの課題とは何か、そして、これから“大勢で大勢の自立を支援する社会”を実現するために何が必要なのかについて考えることができます。
精神障害者の自立支援事業や保健福祉行政に携わる方々や精神保健福祉士などを目指す方、精神障害者の医療に関わる医療機関や薬局の方に読んでいただきたい一冊です。
目次
第一部 初めにくすりありき
第二部 「出でよ!精神科病棟」とは
第三部 半世紀遅れの「出でよ!精神科病棟」
第四部 精神科医療機関と街の薬局の今
第五部 大勢で大勢の自立を支援する
第六部 自立支援事業の経験を語る
第七部 自立支援のための社会資源と支援・助成機関
第八部 精神障害者のための法律と条約
第九部 生きがいを求めて
第十部 明日への願い
著者略歴
山本 章(やまもと あきら)
京都大学薬学部卒、薬剤師
現在:NPO法人青葉の樹理事長(2015年~)、社会福祉法人あおばの実理事長(2023年4月~)
勤務歴:厚生省、環境庁、(財)日本薬剤師研修センター、興和株式会社
【著者】山本 章(社会福祉法人あおばの実 理事長)
【判型・頁】A5判・222頁
【定価】2,640円(消費税込み)
【発行】2023年5月
ISBN978-4-8408-1613-7
※ 送料:国内1カ所送付につき、重量5kg以下 660円、重量5kg超 990円