札幌東徳洲会病院薬剤部は、薬剤師が手術室に専従することで、手術室で用いる血漿分画製剤のコスト入力漏れによる年間損失を最大669万円圧縮した。薬剤師数の確保が難しい中小病院でありながら、昨年4月に新設された周術期薬剤管理加算を算定し、副次的効果を生み出している。同院薬剤部の齋藤靖弘氏は、「手術室では高額医薬品が使用されやすく、周術期薬剤管理加算とコスト漏れ防止で専従薬剤師1人分のコストは充分にペイできる」と語った。
同院薬剤部は、2015年11月に手術室担当薬剤師を配置し、17年7月から平日日勤時間帯には手術室に薬剤師を専従させている。周術期薬剤管理加算の1カ月当たり算定件数は200件前後で推移している。
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