広島大学は島根大学と連携し、実務実習を終えた薬学部5年生の希望者を対象に、広島県や島根県の中山間地域にある病院に出向いて2週間の実習を受けてもらう事業を開始した。文部科学省の事業費で行い、今年度は計4病院で10人の薬学生が10月下旬から12月初旬まで段階的に実習を受ける計画。地域医療の実情を知ることで薬学生の視野が広がり、就職先の選択肢も増える。薬剤師の偏在解消や地域医療を支える仕組み作りの一環として継続的に取り組む考えで、来年度から始まる広島県の第8次医療計画にも盛り込まれる見通しだ。
文科省の「地域の医療ニーズに対応した先進的な薬学教育に係る取り組み支援事業」に応募し、採択された。今年度から3年間事業を展開する。
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