中央社会保険医療協議会は22日に総会を開き、2024年度診療報酬改定に向け、リフィル処方箋による処方や長期処方などの評価をめぐり議論した。リフィル処方箋の利用が伸び悩む中、日本医師会委員は「リフィル処方箋について処方権は医師のみにある」と牽制。これに対し、支払側委員は、患者の希望に応じてかかりつけ医がリフィル処方箋を発行した場合や長期処方を行った場合には、診療報酬上での評価拡充を検討するよう求めた。
この日の総会で厚労省は、医療機関に通院し、状態が安定している高血圧症患者を対象に、▽月1回受診した場合▽リフィル処方箋を交付した場合▽長期処方(90日処方)を受ける場合――の三つのパターンに分け、3カ月間における患者の自己負担額に関する試算結果を示した。
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