
藤井氏
日本家庭薬協会・卸合同新年互礼会が9日、関係者多数を集め都内で開催された。主催側あいさつでは、日本家庭薬協会から藤井隆太副会長(龍角散)が「第4期医療費適正化計画(2024~29年度)に、国民が意識して取り組んでほしい行動として『自分の健康は自ら守る』や『OTC医薬品の適切な使用』の文言が盛り込まれた。厚生労働省の医療保険部会に初めて参画した10年前には考えられなかったことで、明らかに時代が変わってきている。“今こそセルフメディケーション、今こそ家庭薬”の意識で、今年も製配販が連携し、家庭薬振興に向けた活動を推進していきたい」と述べた。
藤井氏は、「医療側の意識も徐々に変わっているのを感じる」と指摘。「最近では医師から、OTC医薬品(家庭薬)も使いやすい、優れた製品があると評価する声をよくいただく。医療用の欠品、後発品不足など要因は様々あるが、患者の程度に応じてOTC医薬品の利便性を改めて見直し、患者に推奨している例が増えているようだ」とした。
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