埼玉県病院薬剤師会と埼玉県薬剤師会は、今年前半にも県病薬と県薬が協力して実施する全国初の研修認定薬剤師制度をスタートさせる。都道府県病薬では唯一の生涯研修プロバイダーである埼病薬が第三者評価機関の薬剤師認定制度認証機構に、「埼玉県病院薬剤師会生涯研修センター」(G15)から「埼玉県薬剤師生涯研修センター」(G15)への名称変更を申請中。手続きが完了すれば、病薬が実施する癌や感染制御領域などの専門的な研修、県薬が実施する薬局や在宅医療の研修に病院・薬局薬剤師が相互乗り入れしやすくなる。県内薬剤師の連携強化に弾みを付けたい考えだ。
埼病薬は、8月に日本病院薬剤師会関東ブロック学術大会、埼玉県薬は9月に日本薬剤師会学術大会をさいたま市内で開催予定にある。県薬は、約1万人の薬剤師が来場する日薬学術大会を控え、当初は単独で生涯研修プロバイダーを取得する構想もあったが、認定取得までに要する期間や費用などを考慮し、埼病薬のG15に乗り入れる目的で名称変更を打診。埼病薬は県薬からの打診を受け入れ、現在G15のプロバイダー名称変更に向けた手続きを進めている。
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