武田薬品は24日、無・低ガンマグロブリン血症治療薬「キュービトル20%皮下注」(一般名:pH4処理酸性人免疫グロブリン)を新発売した。2歳以上の小児から使用できる。
無・低ガンマグロブリン血症は、免疫細胞の増殖が阻害されるため感染症を繰り返すことが多い。具体的には、Bリンパ球と呼ばれる免疫細胞の正常で成熟した増殖を阻害する遺伝子の異常によって抗体が産生されず、引き起こされる遺伝性疾患。それに対し免疫グロブリン補充療法で体内の抗体レベルを上昇させる。
同社は2022年10月に国内申請をし、23年9月に承認取得、11月に薬価収載された。薬価(1瓶)は2g10mL2万1882円、4g20mL4万3195円、8g40mL8万5266円。