第一三共ヘルスケアは8日、しみケア総合ブランドのトランシーノから、肝斑改善薬「トランシーノII」のリニューアル品として「トランシーノEX」(第1類医薬品)を新発売する。
同社は、しみの一種である肝斑の効能・効果が認められた唯一のOTC医薬品として「トランシーノ」を2007年に発売した。トランシーノEXは、新たに有効成分のニコチン酸アミドを追加配合したトランシーノ発売以来初の処方強化品となる。
ニコチン酸アミドは、ナイアシンアミドとも呼ばれるビタミンB群の一種で、細胞賦活や新陳代謝の正常化、細胞間におけるメラニンの受け渡し抑制に関与するとされており、近年注目されている成分だという。
今回のリニューアルでは、同成分の働きに着目。処方強化と優れた品質を両立するため、製剤面での工夫を施すことでニコチン酸アミドの配合を実現した。
税込みメーカー希望小売価格は、60錠(2週間分)で2090円、120錠(1カ月分)で3960円、240錠(2カ月分)で7260円。