中央社会保険医療協議会薬価専門部会は13日、市場拡大再算定の対象品目と薬理作用や適応が重複する類似品の薬価を引き下げ対象とする「共連れルール」について、免疫チェックポイント（PD-1／PD-L1）阻害剤とヤヌスキナーゼ（JAK）阻害剤の2領域を除外することを決めた。対象疾患に応じた適応拡大が頻繁に行われる領域であることや、これまでの再算定の実績を考慮した。
市場拡大再算定対象品目の類似品に対する取り扱いは、開発企業の予見性に対する配慮や近年の競合性の複雑さを踏まえ、2024年度薬価制度改革で見直しを行うことになった。見直しに当たり、中医協で予め領域を特定した上で、該当領域は類似品としての再算定の適用が除外される。24年度の四半期再算定からの開始を予定しており、対象領域を薬価専門部会で議論した上で総会に報告し、決定する流れだ。
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