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【日本薬学会第144年会】シンポジウムの概要 生活習慣病に関連する健康被害ならび腎-心-血管系障害とカテコール-O-メチル転移酵素(COMT)不全

2024年03月26日 (火)

オーガナイザー
 飯島洋(日本大薬)
 金崎啓造(島根大医)

 生活習慣病に端を発し、高血圧や脂質異常などを経由して引き起こされる疾患、例えば腎機能障害、毛細血管障害、脳血管障害、心筋梗塞などは、現代社会の大きな課題である。その中でも、妊娠高血圧腎症などの疾病では、COMTの活性低下が一因であることがオーガナイザー金崎によって明らかにされている。われわれは、生活習慣病からもたらされる健康被害にCOMT不全が関与していると考えているが、この見解はまだ一部の研究者の間でしか認知されていない。

 本シンポジウムでは、COMT不全が関連する疾病の生理学的な検証や、COMT活性賦活化物質の探索、COMTの立体構造に基づく酵素活性調節物質の分子設計の可能性について紹介する。COMT不全に関心を寄せる研究者が増えること、製薬企業においてFirst-In-Classを目指す創薬標的の選定に携わる方々に興味を持っていただけることを期待している。

 (飯島洋



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