オーガナイザー
成田年（星薬大薬）
武田泰生（日本病院薬剤師会）
近年、分子標的薬や免疫チェックポイント阻害剤の導入により、癌治療の選択肢が大きく広がってきている。また、癌細胞の特徴や遺伝子ゲノム情報を活用した個別化医療標準化の加速により、癌細胞特性に応じた有効な治療薬の予測・選択が可能となってきている。さらに、メチル化修飾薬などの癌エピゲノム研究を基盤とした次世代型の新規治療薬にも期待が寄せられている。
このように、癌患者の病態生理をより詳細に把握し、患者のQOLの向上や癌治療の奏功性を高めるために、腫瘍免疫学や腫瘍ゲノム・エピゲノム学のさらなる発展が必要不可欠である。
本シンポジウムでは、腫瘍免疫学や腫瘍ゲノム／エピゲノム領域のプロフェッショナルであるアカデミア研究者より最先端の知見をご講演いただき、癌細胞サブタイプに適した個別化最新癌治療戦略について討論する。
（成田年）
