山梨県と東京薬科大学は、地域での薬剤師の確保や地域課題の解決に向けた教育・研究などに寄与するため、13日付で包括連携協定を締結した。東薬大が入学試験で「山梨県特別選抜枠」を設定し、薬学部がない県内の薬剤師確保を進め、地元への就職を促すほか、薬剤耐性対策への知見を提供して感染症予防対策を支援するなど地域貢献も行う。
山梨県は、薬学部を持つ大学が存在しないことに加え、圏域ごとの薬剤師の偏在が課題となっていた。そこで今回、東薬大と包括連携協定を締結することで合意し、薬剤師の育成・確保や感染症予防対策への支援、災害発生時における被災者の健康確保の支援など、県民の安全確保や産業振興につながる取り組みを進めることにした。
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