太陽ファルマは14日、パーキンソン病治療薬「マドパー配合錠」(一般名:レボドパ・ベンセラジド塩酸塩)の半量製剤を新発売した。レボトパ製剤の投与量を上げると勝手に体が動いてしまうジスキネジアなどの運動合併症の出現率が高まることから、用量調節がしやすくなるよう開発した。
同剤は、レボトパ50mg、ベンセラジド塩酸塩14.25mgを配合した製剤。薬価は1錠12.40円。
同剤は、日本神経学会、日本パーキンソン病運動障害疾患学会から、運動合併症改善と医療現場の負担軽減のため半量製剤の開発要請を受けて同社が開発し、2月に承認を取得していた。
用法・用量は食後投与する。初回は1日2~6錠を1~3回に分けて投与する。その後2~3日ごとに1日2~4錠ずつ漸増し、維持量として6~12錠を投与する。
既に発売している「マドパー配合錠」(レボドパ100mg、ベンセラジド塩酸塩28.5mg)は「マドパー配合錠L100」に名称変更する。