【新製品】「サルグマリン」発売‐初の肺胞蛋白症治療薬 ノーベルファーマ

2024年08月02日 (金)

 ノーベルファーマは7月29日、指定難病の自己免疫性肺胞蛋白症の世界初の治療薬となる「サルグマリン吸入用250μg」(一般名:サルグラモスチム)を新発売したと発表した。

 薬価は1瓶が4万2359.10円。国内推定患者数は730~770人。

 適応疾患は、抗GM-CSF自己抗体の過剰産生により成熟肺胞マクロファージによる肺サーファクタントを含む老廃物の分解が阻害されて発症する。これまでの治療法は、全身麻酔下で肺に生理食塩液を注入して蓄積した老廃物を洗い流す区域肺洗浄または全肺洗浄のみだった。

 今回の発売で薬物治療が可能になる。同社は「治療満足度に向上できる有意義な薬剤となると確信している」とコメントしている。



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