厚生労働省は28日、医療用医薬品8製品に対し新たな効能や用法の追加を承認した。ギリアド・サイエンシズの抗HIV薬「ツルバダ配合錠」に予防投与適応が追加され、日本で初めての経口HIV予防薬が登場した。HIV感染リスクの高い集団に推奨されるもので、2018年に日本エイズ学会から予防投与の要望書が厚生労働省に提出されていた。承認内容は次の通り(カッコ内は一般名、製造販売企業)
▽ツルバダ配合錠(エムトリシタビン/テノホビル ジソプロキシルフマル酸塩、ギリアド・サイエンシズ):効能・効果に、HIV-1感染症の曝露前予防を追加。
厚労省の「医療上の必要性の高い未承認薬・適応外薬検討会議」を経て、公知申請に基づいて承認された。海外では、今回追加された同効能について欧米など50以上の国・地域で承認されている。
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