グラクソ・スミスクライン(GSK)日本法人は、PD-1受容体阻害薬ドスタルリマブの結腸癌を対象にした日本で行う第III相試験にDCT(分散型臨床試験)を用いる。対象患者は、特定の領域でDNA配列が繰り返され、複製時のエラーを修復する機能が低下しているdMMR/MSI-Hを有する患者で、全体の1割未満と少ないことから、治験実施施設だけでなく被験者が通院しやすいサテライト施設を4~5施設程度設けて、治験にアクセスしやすくする。
治験実施施設が居住地から遠くにある場合は、被験者がなかなか参加できないケースがあり、特に希少疾患では治験へのアクセスは新薬開発を行う上でも大きな課題となっている。
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