イトーキは、薬剤を自動入出庫できる装置と監査支援システムを一体化した薬剤自動ピッキングシステム「DAP with MediMonitor」をメディカルフィールズと共同開発した。来年4月から発売する。
同システムは、機器本体サイズ内に収めた入出庫口と作業スペースで高い省スペース化を実現。入出庫の処理スピードや作業性を犠牲にすることなく、限られたスペースでも設置できる。
また、八つの入出庫口を備えたことで、作業者の作業完了を待つことなく次の薬剤のピッキングが可能。各入出庫口の処理状態の識別・視認性を向上することで使いやすさにも配慮している。
AI学習機能搭載で、一定期間の実績データに基づき庫内薬剤トレイの配置を最適化することも特徴。使用頻度の高い薬剤を入出庫口の近くに自動再配置することにより、スムーズな処理を実現する。
さらにメディカルフィールズの監査支援システムを搭載。最新の技術を積極的に活用しつつ、幅広いユーザーに馴染みやすいレガシー技術も合わせ持つシステムで構成されている。タブレットを活用した直感的な操作性を実現し、経験の浅い人や機械が苦手なユーザーも安心して使用できることで、正確かつスムーズに薬剤のピッキング業務を支援する。