神奈川県の横須賀市薬剤師会は、歯科医師会と共同で抜歯時の経口抗菌薬と内服鎮痛薬に関する地域フォーミュラリを作成し、10月から運用を開始した。「第1.2推奨薬」とするのではなく、非専門医や薬剤師でも薬剤を選択しやすいようアルゴリズム方式となっているのが特徴だ。歯科領域の薬剤師で横須賀市薬剤師会副会長の山崎勇輝氏(神奈川歯科大学附属病院薬剤部)は、「アルゴリズム方式のフォーミュラリは、歯科領域の非専門医だけではなく、抗菌薬適正使用に関わる薬剤師にも有用だと思う。地域での医療連携につなげたい」と話す。
アルゴリズム方式の地域フォーミュラリは日本初。医薬品をあまり扱わない歯科医師や歯科領域の知識が乏しい薬剤師にとって、抗菌薬を選択する際に参考になる情報を提供し、地域における抗菌薬の適正使用推進を図るのが目的だ。
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