
武田薬品は1月30日、2014年から社長を務めているクリストフ・ウェバー氏が26年6月で退任すると発表した。後任には、最大市場の米国でビジネスユニットプレジデントを務めるジュリー・キム氏が指名された。ウェバー氏は、新薬事業の集中化を進め、国際化を加速するなど事業改革を進めてきた。後任の事業戦略についてウェバー氏は、売上収益の50%を稼ぐ米国事業を担当していることから「方向性は大きく変わることはないと思う」との認識を示しており、これまでの路線を強化することになると見られる。
キム氏は、1970年6月生まれの54歳。武田に買収された米シャイアーの出身。2019年の武田入社後は、主力の血漿分画製剤事業のトップを務めた後、22年から現職。30年にわたるヘルスケア領域の経験があるという。
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