医療機器の開発や製造に関する総合展示会「メドテックジャパン(Medtec Japan)2025」が、9日に東京有明の東京ビッグサイト東展示棟で開幕した。国内外から478の企業・団体が出展し、11日までの3日間にわたって各社の主力機器の紹介や、開発・販売をめぐる商談などが繰り広げられる。

初日には「メドテック・インベーション大賞」の最終審査が行われ、ゼオンメディカルの「ゼオックス先端可動カニューレ」が大賞に選ばれた。会場では授賞式も開催され、同社で開発に当たった米道渉氏に賞状とトロフィーが手渡された。
また、最近は地震や森林火災など大規模災害の発生が相次いでいるが今回は災害時の医療に役立つ設備なども企画展示されている。東京女子医大とNTTドコモの技術をマッチングさせた車両型移動式治療ユニット、医療コンテナ推進協議会による移動型医療コンテナ、空気清浄機と組み合わせて陽圧室を設置できるアキレスのエアーテントなどであり、展示場所ではデモンストレーションも行われている。