【サクラファインテックジャパン】「サクラ病理技術賞」受賞者が決定‐病理技術の発展と伝承に貢献する2氏が受賞

2026年03月12日 (木)

 サクラファインテックジャパンはこのほど、同社が創設し、病理学的検査・技術に優れた貢献をした者に毎年贈られる「サクラ病理技術賞」の第18回受賞者を決めた。「奨励賞」は永谷たみ氏(岡山大学大学院 医歯薬学総合研究科 臨床遺伝子医療学講座)、「新人賞」は栗田佑希氏(浜松医科大学光医学総合研究所尖端研究支援部門先進機器共用推進部/再生・感染病理学)が受賞した。

 同病理技術賞は、病理学的検査・技術に関する多様な活動を支援するため、病理技術者やその団体、研究者を対象として、学術研究のみならず地域活動や後進育成など幅広い活動の中から、特に優れた成果を挙げた者らを表彰する制度として2008年に創設された。

 今回、奨励賞を受賞した永谷氏は、「微小組織検体に対応したがん遺伝子パネル検査用病理組織標本作製技術の確立と技術普及」が評価された。

 [病理検査技師として日常業務に携わる中で、内視鏡や生検で得られる微小検体に対し、がん遺伝子パネル検査の成功率を高めるための検体取り扱いや標本作製について独自の工夫を行い、解析成功率の向上に結びつけたことは高く評価できる。また、それらの技術を近隣の医療機関にも広めるべく自ら勉強会や見学会を企画開催すると共に、関連学会や研修会での講演活動などにも積極的に取り組んでいる。地域医療・教育への貢献から全国的な病理技術の向上へと活躍の場が拡がっている]

 新人賞を受賞した栗田氏は、「細胞診支援AIの開発と、医療を革新する次世代人材の育成」が評価された。

 [病理細胞診検査での経験をもとに、細胞検査士の鏡検支援AI「CYTOLONE」を開発、オープンソースとして公開した。「CYTOLONE」は専用機器を用いずに使用することが可能で、鑑別に必要な細胞所見や追加検査を提案する機能も有しており、細胞検査士の業務を補完し、技術の均てん化に貢献するツールとして国内外から注目を集めている。また、次世代の臨床検査技師の育成としてAIや情報科学を学ぶ学生団体を設立し後進の育成に注力するなど、コミュニティを牽引するこれからのリーダーとして活躍が期待される人物である]


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