
コンカレントリード型利用時の読影ワークフロー

セカンドリード型利用時の読影ワークフロー
富士フイルムは7月22日、AI技術を活用してMRA画像から脳動脈瘤の検出を支援するソフトウェアを開発し、7月6日に脳動脈瘤の検出を支援するコンカレントリード型の医療機器として、日本で初めて薬事承認を取得したと発表した。同ソフトウェアは、医師が患者の検査画像を読影するのと同じタイミングで、AI技術による解析結果を提示するコンカレントリード型の設計となっている。これにより、医師の読影後に解析結果を参照する従来の読影プロセスと比べて読影業務の効率化が期待できる。
同ソフトウェアは、AI技術を活用してMRA画像を解析し、脳動脈上にある長径2mm以上の局所的に膨らんだ領域を自動で検出するもの。同ソフトウェアは、MRA画像とMRA画像から作成された3D画像に対し、画像上の病変が疑われる領域を橙色の枠で囲んで表示することで、医師の読影を補助し、脳動脈瘤の見落とし防止を支援する。さらに、同ソフトウェアを使用した場合、使用しない場合と比較して感度(病変を正しく陽性と判定する能力を示す指標)が10%以上向上することが確認*9されており、診断の質向上への貢献が期待できる。
また、医師が患者の検査画像を観察するのと同じタイミングで、AI技術による解析結果を提示するコンカレントリード型のため、医師が一通り読影を行った後に、改めてソフトウェアの解析結果を確認するセカンドリード型と比較して、読影業務の効率化が期待できる。
なお、同ソフトウェアはAIプラットフォーム「SYNAPSE SAI viewer(シナプス サイ ビューワ)」と3D画像解析システム「SYNAPSE VINCENT(シナプス ヴィンセント)」で使用することを想定している。
脳動脈瘤の発見には、異なる撮影条件で撮影された頭部のMRI検査画像が用いられている。複数の2Dスライス画像と3D画像から、複雑に分岐する脳動脈を様々な角度や拡大率で時間をかけて読影しながら、わずかな血管の膨らみを見つけ出す必要があるため、診断の質を維持しながら読影業務の効率を高めることが課題になっており、同ソフトウェアは、こうした課題に対応したものとなっている。
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