元武田薬品社長CEOの長谷川閑史氏が亡くなった。7月3日に死去。80歳。武田薬品が遺族の了承のもと、11日に明らかにした。
葬儀は近親者のみで執り行われた。お別れの会等の実施予定はない。故人・遺族の意向により弔問、供花、香典等も辞退している。
長谷川氏は1970年に武田に入社。欧州事業などの責任者を歴任、豊富な海外経験を有し、社長には創業家出身社長の武田國男氏から03年に引き継ぎ、14年まで務めた。前任の武田氏が国際展開の基礎を作ったとすれば、事業基盤を世界に広げることに挑戦し、実践したのが長谷川氏。08年の米ミレニアム買収、11年のスイスのナイコメッド買収などの大型M&Aを行った。生き残りをグローバル化に見出した「国際派」と称された。
後任には、グラクソ・スミスクラインからクリストフ・ウェバー氏を招き、同社は一気に国際色が強い企業、事業展開となっていった。
社外では10年~11年に日本製薬工業協会会長、11年~15年まで経済同友会代表幹事を務めた。
同社のジュリー・キム社長CEOは「優れた決断力と類まれなリーダーシップでタケダを、そして日本の経済界を牽引し、現在のグローバル企業としてのタケダの礎を築かれた」と生前の業績をたたえた。


























