◆数店舗を運営する小規模薬局の薬剤師から、薬局経営の厳しさを聞くことが多い。調剤報酬改定に対応する大変さ、薬剤師を確保する難しさ、思うように進まない資材調達、近隣の医師との関係性など、話題は尽きることがない
◆日本全体で見れば、小規模薬局は今なお大きな存在感を保っており、ドラッグストア業界のような大手による寡占化には至っていない。しかし、今後薬局の経営環境が厳しさを増すほど、効率的な経営に強みを持つ大手チェーン薬局がより一層力を増してくるだろう
◆小規模薬局の減少は、多様性が失われることを意味する。個性的な薬局が減り、画一的な薬局ばかりになるのは寂しい。とはいえ、どの薬局を地域に残すかという選択権は、社会や患者の側にある
◆大手にはなく、小規模薬局にあるのは経営の自由度の高さだ。その利点を生かし、厳しい状況にあっても、薬局の新たな機能の開発や薬剤師職能の拡大に取り組んでほしい。多様性の渦の中から育ってくる新たな芽に、これからも注目していきたい。
小規模薬局の多様性
2026年09月09日 (水)
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